京都ひとり飯(5) 四条烏丸 餃子 亮昌(すけまさ)

ときどき無性に餃子が食べたくなります。「王将」も嫌いではないのですが、もう少しヘルシーな感じの餃子を、という気分になると、私は「亮昌(すけまさ)」に行きます。

「亮昌」は、四条烏丸の交差点の南、烏丸高辻の交差点を西の方に3ブロックぐらい行ったところにあります。外にテーブルが置いてあるところが目印です。四条烏丸駅から徒歩10分以内です。

祇園の方にも、餃子で評判のお店が2軒ぐらいあります。そちらもなかなか個性的で良いので、そのうち紹介するかもしれませんが、なにぶん祇園の繁華街にあるので、蝶ネクタイのおじさんやミニスカートのお姉さんに声をかけられつつ、お店にたどり着くのは、小心者の私にはとてもストレスフルです。それらにくらべて「亮昌」は静かな場所にあります。四条烏丸あたりのビジネスホテルからも近いので、出張時のひとり飯にも最適だと思います。

メニューは餃子(焼き餃子6個で320円)がメイン。これにライスやスープなどがついた定食(750円)がありますが、私は、ここでは定食ではなく、餃子(単品)を何皿かいただくことにしています(プチ炭水化物ダイエットのつもり。皮は炭水化物ですが)。

焼き方は油ギトギトではなく、具は野菜中心で、2〜3人前は行けます。食後も胃にはもたれません。ニンニクも控えめで、生姜の風味が効いています。ほどよい大きさと厚さの「羽」つきです。材料に九条葱などが使われていて、京都らしい、優しい餃子です。

餃子の具自体に味噌味が付いているので、それだけでも、つまみやおかずには十分です。最初の一皿は、そのままで、2皿目は特製のタレに昆布辣油や黒煎り七味を加えて味の変化を楽しむのもありです。

餃子2皿に、つまみを一品、ビールジョッキ一杯で、1500円でお釣りが来ます。私の場合、ここでちょい飲みしながら小腹を満たし、このあとバーへ、あるいはカフェで読書やもの書きというのが、たいていの流れです。

お店の雰囲気もカジュアルな感じなので、女性のペア客もよく見かけます。カウンター席もあり、一人でも全く抵抗感なく入れます。